Still Life

残念IT系母ちゃん。旦那さん、娘1歳、猫の4人暮らし。

赤毛のアン展

この前の日曜日ですが、母と「赤毛のアン展」を見に行きました。
その日は朝から頼まれごとの製作をやっていてちょっと忙しかったというか、
あまり心のゆとりがなかったので、
本当はいつものようにいろんな展覧会に連れまわされる予定を
切り上げまくってこの展覧会だけ一緒に行ったのです。

http://www.mitsukoshi.co.jp/store/1010/anne/

正直、行ってよかった!
こんな身近で、こんな楽しい展覧会をやっていたなんて知らなかった。
東京に住んでいる醍醐味のひとつであるのに、本当にもったいないことです。

作者モンゴメリや、日本語翻訳者村岡花子さんの直筆原稿を見てきました。
当たり前ですが手書きです。
100年も前に書かれたこの原稿が、世界中の女の子のバイブルになったと思うと、もう圧巻です。

モンゴメリの生い立ちなどの展示についてはちゃっちゃと飛ばしてしまったのですが、
村岡花子の生い立ちやアンの翻訳についての話の展示はじっくり見てしまいました。

アンのお話は、キリスト教学校の宿舎生活を送っていた村岡氏にとっての青春そのものが投影されていたそうです。アンが読んだお話や詩歌は、村岡氏が同じように読んで愛した文学ばかりだったとか。
戦争中の灯火管制のもとであらた翻訳し終えてしまったそうです。
アンと同じように、本を愛してやまない人だったんでしょう。
こんな人が日本にいて、戦争を超えてアンのお話を翻訳してくれたことは日本にとって幸運だと思いました。

母は「赤毛のアン」が日本で出版されたときは小学生で、まさにターゲットだったはずですが、「こんな立派な本は買えるわけなかった」そうです(汗
母は当時「ぎんのすず」というお話の冊子を買ってもらうのが楽しみだったとか。(ポピーの付録みたいなやつかな?)展示を見ながら、その話をなつかしそうにうれしそうに話す母は、すっかり本読み少女に戻ってました。

わたし自身は、小学生のときに普通にアンを読んだのですが、それほどには感動しなかった記憶があります。アンの文学少女っぷりに共感できなかったんだろうな。
その後アニメの再放送を見て、そっちのほうに感動しました。アンのような機知にとんだ表現抜きで、アボンリーの美しさや生活の様子なんかを感じられたからでしょう。
あのアニメは、アンの世界を本当によくあらわしていると思います。今見てもきっと感動します。

ああだからわたしはアニメ好きになったのかな....(笑)

わたしは母から絵を描く楽しさは引き継いだけど、本を読む楽しさは引継ぎきれていません。
(母が得意な手芸もわたしはできないです。料理下手は母と共通w)
わたしは本が好きなのではなく、「本が好きな人」に憧れているのです。図書館や本屋に足を運ぶことは大好き。でも読まない。
翻訳家は憧れの職業ですが、その憧れの仕事をさらりとこなしている姉ができたことでその夢はすっかり昇華されてしまったのでした。