Still Life

残念IT系母ちゃん。旦那さん、娘1歳、猫の4人暮らし。

2011年末までに読んだ本

ポール ギャリコ,スザンヌ サース
筑摩書房
発売日:1998-12

猫好き必読の書としてタイトルだけは知っていたこの本。今回古本屋で見つけたのでやっと手に取った。
人間の飼い慣らし方などのハウツーを猫が執筆するという体制。内容は猫好きなら余裕で推測できる範囲だけど、それでも楽しい。なるほど猫好き必読だな。
白黒とはいえ写真もかわいいし、文庫の見返しの著者紹介欄の芸が細かいのも良い。

語数:4,218 累計:4,218
レベル1だから仕方ないけどつっこみどころ多すぎて手に負えないw

語数:1,300 累計:5,518

主人公の男女が盗みの濡れ衣をかぶせられるが無罪を証明し、しかも真犯人を捕まえるというお話。
冤罪イクナイと思いながら涙目で読んでいたものの、最後は自分がやられたことをやりかえすかのように、別の犯人を推理だけで捕まえようとすることになんかちょっとイラッとした。
結局真犯人だったから良かったものの、掘り下げも詰めも甘いと思っちゃう。すっきりしない。
イラストがイギリスっぽい。好み。

亀田 潤一郎
サンマーク出版
発売日:2010-12-02

ビジネス書、自己啓発の類かと思ったら、単なるおまじない本だったw

前半は、筆者が実際に長年実践している、お金やお財布に関する「ゲンかつぎ」と、それを実践するに至った心構えの紹介。
タイトルにあるように「長財布を選ぶ」のほか、「小銭は別に持つ」「お札はなるべく新札で向きを揃える」などなど。
著者自身も科学的でないと言っている上、特に統計をとっているわけでもないところを見ると、本当に純粋にゲンかつぎでしかない。しかも、徹底しすぎていて矛盾してるぞって思うこともいくつかある。
とはいえただのおまじない本よりましなのは、そのココロを述べているところ。つまるところ、「お金には人格がある」という考えのもと、お金をどれだけ大切に扱うかに尽きる。この考えは共感できたので、わたしも自分なりの習慣を意識して作っていきたいと思った。

後半は、お金に苦労した筆者の半生記がつづられており、エッセイとしてはまあ楽しめた。若いときに苦労している人は大成するもんなんだな。

この本は主婦向けの、ドクターなんたらなどの風水本と同じコーナーにも並べれば、もっと売れると思う。いやむしろ経済、投資本に混ぜて、意外性で売る戦略か。

高校のときに全部読んだと勘違いしていたけど、あらすじしか読んでなかったと知り、絶対全部読もうと思っていた。今回やっと実現した。
もう言葉に表せないくらい素晴らしい小説だと思った。どう素晴らしいのか書けないのが残念。
そうなると、お金持ちは悩む余裕があっていいなあとか今住んでるトコが散歩道に登場してて、わたしってスゴい場所に住んでるんだなあとか、内房から海岸線沿いに銚子まで歩くって正気の沙汰じゃないとか、どーでもいい感想しか書けない。
悩み抜いてる先生が本郷から外神田まで回って戻って来るのがただの散歩とか、昔の人ってよく歩いてたのね。

講談社文庫で出たときにすぐ読んだはずなのに、細かいトコを忘れてるので初見のようにワクワクしながら読んでいる。やっぱり挿絵があったほうがいい。李斎の回想する泰麒が可愛い。

つ・・・続きは!?

Rowena Akinyemi,Jennifer Basset
Oxford Univ Pr (Sd)
発売日:2000-08-17

語数:7,300 累計:12,818

推理モノ。登場人物がどっと出てくるので、メモらないとだめか・・・?と思ったが、思いつつも読み進めていったらあっけなく終わってしまった。
推理ものとしては基本路線でよくまとまっているのかもしれないが、あっけないし浅い。このレベルなら仕方ないのかな。

牧童たちはホビットみたい。

掲題の華胥は、ちょっと間延びしてたかな。でも「責難は成事にあらず」自分の小さな生活に照らし合わせてもは耳が痛い。
幸せな頃の泰麒にまた会えて嬉しい。楽俊に久々に会えたのも嬉しい。
今回買い揃えた十二国記、また数年後に読み返したくなるのだろうから、今度は売らずに取っておこうと思う。

ロバート キヨサキ,シャロン・レクター(公認会計士)
筑摩書房
発売日:2000-11-09

10年くらい前のベストセラー本。古本屋で見つけたので、高かったが購入。とても読みにくく、後半は読み飛ばしてるのに、読了まで数ヶ月かかった。

オビには「お金観を変える」とあったが、結論から言うと自分の考え方は全く変わらなかった。「自分は経済に苦手なままで一生を終えても、まあいいや」という結論に達した。

著者から見れば、こんなわたしは、「人生につっつかれている」「ラットレースのさなかにいる」「リトルチキンのような」かわいそうな人ということになるだろう。
でもラットにはラットの美学があるもので、わたしから見れば、汗水垂らして働くことを軽視し、むしろお金を働かせるのだ(不労所得)という考えは、恥にすら値する。


結果としては冒頭に書いたとおりと思ったが、自分が経済に弱いことを気にしなくなったことと、「お金持ちを目指している人」の考え方をかいま見ることができたことで、良い読書だったということにしたい。

局所的に、良い考えだなと思ったのは、「欲しいと思ったら与えること」と、キャッシュフローを良くするために「まず自分に支払う」こと。他はだいたい反対だったw

「赤毛のアン」のその後。母校の教師になったアンは、ギルバートやダイアナたちとアヴォンリーでの青春を謳歌する。
気むずかしい隣人をとりこにしたり、教師としての理想と現実に悩んだり、マリラが新たに引き取って来た双子を世話したり。

あのゆったりとした時間が待っていたという感じ。ちょっとだけなかだるみしてしまったが、後半の展開が素晴らしく華やかで一挙に読み終えた。
「赤毛のアン」の最後は、じんわりと噛みしめるようなハッピーエンドだったけど、今回はまさに大団円。華々しいハッピーエンドだった。

アンは大好きだけど、これ以上の続きは、今急いで読まなくてもいいかなあと思っている。

蛇足だが、いたずらっ子で手がかかるけど結果的にかわいがられてるデイビーはいいけど、いい子だからって安心されて注目すらされないドーラは将来ひねくれるのではと心配になった。

短編はほとんど読んだことなかったけど、この本のおかげで良さが分かったかもしれない。
江國香織の本は「きらきらひかる」以来。同じようなやさしい気持ちになれる話が多い。
特に、デュークのように、先に生き終えた者が見せるちょっとした奇跡がテーマになってる話が好き。
愛人が出てくる話は、昭和っぽいな〜と思った。古き良き?愛人生活面白い。

田中 千香士,柴辻 純子,松村 洋一郎,森本 眞由美
ナツメ社
発売日:2008-07-08

全部カラー印刷で、たくさんの写真を見れるのがとても良い。有名な楽器、曲、作曲者、演奏家についての基礎知識が一度に楽しめる上、付属CDで音を確かめたり、お勧めCDをチェックしたりできるのもGOOD。わたしはますますハイフェッツが好きになった。
ただ、本文の文章が好みではない。名文を書こうとひねって空回りしているような。特に妙な会話文がいらいらする。

支倉 凍砂
メディアワークス
発売日:2007-08

事が動き出すまでに時間がかかる。
せっかくテンポのいい会話なのに説明を挟みすぎで冗長に過ぎる。その割にわかりにくく、心情が理解し難い。
口絵に「ここで旅を終わろう」などとあるので、どんなピンチが訪れるのやらと思ったら、痴話喧嘩ですらない掛け合いで拍子抜け。
ここまでだらだらとやってきたせいで解決せずに終わる。
そう言いつつ、エーブの行く末が気になるので、続きを古本屋で見かけたら買ってしまうのだろうな。。