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Still Life

残念IT系母ちゃん。旦那さん、娘1歳、猫の4人暮らし。

2012年5月に読んだ本

読書

読み切りの靴屋さんの話がなかなか良かった。

「守り人」シリーズが面白かったのと、文庫を見かけたので読んでみた。
もっと面白い。
あっという間に物語世界にはいれてしまうこの作者すごい。
主人公は寡黙な少女。でもよく観察し、物事をじっくり考えるたちで、ここぞという時は意思を貫く強い子だなと思う。
この子が「獣の奏者」になるんだろうけど、どんな成長を遂げるのかとても楽しみ。
続巻を買ってないので早く見つけなきゃ。


買ってすぐ一気に読んでしまった。
続編はまだ文庫では出てないらしい。早く読みたい。

上巻はそれなりに面白く感じて、さくさくと読めた。

なぜ持つ者と持たざる者ができたのか、という疑問に答えるべく、人類の歴史を世界レベルの視野で見渡していく。その広い知識を、興味をひきつけるようにあらゆる方向から広げて見せてくれる。
知りたいという欲求をいろんな面からついて、時にはうなずかせ、時には初めての知識に関心した。

でもそれは上巻で終わってしまった。下巻に入る前に別の本を読んで勢いを失ったのが悪かったのかもしれないが・・・
下巻の最初の文字の話までは良かった。でもその次の、アイデアがどう伝わるかという話の中で、「日本人が、合理的なかなやアルファベットを使いながらも漢字を捨てないのは、漢字の社会的ステータスが高いからだ」なんて書いてあって愕然。さんざんいろんな文字の知識もひけらかしてきたくせに、表意文字の合理性も想像できないのかと。


この一文で本当にがっかりしてしまい、読むスピードは一挙に落ちた。
それまで幅広い知識に関心していたが、浅いんだなあとか、嘘なんじゃないかとか、とにかく信頼できなくなってしまったのだ。


鉄砲と刀の話だって諸説あるのに言い切ってたり。中国のことも詳しいわけではないけど、「ほんとかよ」と思ってしまった。それ以上にオセアニアのことは知らないので、疑ったりする余地すらなかったのだが、万事この程度の考察の本なんだなあと思ってしまった。


上巻のプロローグで興味を持った人は、中身を読まずに下巻のエピローグを読めば丁度良いと思った。