Still Life

残念IT系母ちゃん。旦那さん、娘1歳、猫の4人暮らし。

人の読書を笑うな

読んでいる本を馬鹿にされたと感じたことはありませんか?


わたしは2度あります。
1度目は高校生の時。その時読んでいた文庫本を机に伏せて席を離れました。
リア充集団のうちひときわ声の大きい女がやってきて、そのタイトルを読み上げ、爆笑が起こりました。
その時に読んでいた本がこちら。

ムーミンパパ海へいく (講談社文庫 や 16-7)

ムーミンパパ海へいく (講談社文庫 や 16-7)

高校生にもなってムーミンってwってことでしょう。わかります。
でも、人には人の読書レベルってものがあるんです。
休み時間に集まって、各々持ってる本を読んで過ごすようなグループの友達は、相手の読んでいる本がどうこうなんて絶対に言わなかったので、かなり衝撃でした。


それからわたしは、本にカバーをかけるようになりました。



2度目は社会人になってから。
出向先の仕事を終えてなんとなく本社に寄り、なんとなく持っていた本を読み進めていました。
その時に読んでいた本がこちら。

断眠―人は眠らないとどうなるか?

断眠―人は眠らないとどうなるか?

同じく出向先から戻ってきてた、とある後輩が話しかけてきました。
何読んでるんですかと。
どうしてこの業界にいるのかってくらいかわいい女の子です。わたしは照れくさかったんですが、正直にタイトルもサブタイトルも読み上げました。
「人は眠らないとどうなるか??なにその本超ウケるwどうなるんすかー?」


今ならわかります。なんか歳の離れたとっつきにくい先輩だけどコミュニケーションとっとかないとって思ってくれたんだと思います。優しく明るく、チャレンジなんです。でもわたしも余裕がありませんでした。彼女は机にVOGUEを載せている一方で、わたしのほうは、女子力一ミリも上がらない、ダサいつまらない本。「これはトンデモ本だわ・・・」と思いながらも、手にしてしまったので頑張って読み続けていたんです。悪気のない彼女には申し訳ないけど、すごく嫌な気持ちになりました。というか、なぜだかみじめでした。

「まだ読み始めたばっかだしよくわかんないんだー」と流すのがせいいっぱいでした。


それからわたしは、何を読んでいるか聞かれても、あまり答えないようになりました。


これらの経験から得た教訓は、「人の読書を笑うな」ということです。


振り返るまでもなく、わたしの読書歴は非常に貧弱で、とても文学部出身とは思えないお粗末さだし、人様に読書をおすすめできるようなものでは到底ありません。


印象深かった本くらいなら、そりゃ何冊か挙げられますけど、人生動かされたなあと思うような本は正直1冊もありません。

わたしの人生観に多少なりともの影響を与えたなあと思う唯一の本は、

ムツゴロウの結婚記 (文春文庫)

ムツゴロウの結婚記 (文春文庫)

なのですが、これも、勧めてくれた人自身や、その人との会話が与えてくれた影響の延長に他なりません。


「人生に本あり」と言えるくらいの本読みにはなりたいですが、わたしにとってはまだ、本だけが成す影響は実はさほど大きくないのです。その本を携えた人が、何を伝えてくれようとしているのかを、わたしは性急に求めてしまい、じっくり本に向き合えていないのかもしれません。
「この本に人生動かされた!」そう屈託無く言える一冊に、わたしも出会いたいです。


分岐点になった本というのも特に思い当たりません。
読書に関する分岐点として、本を読むのが好きになった本は

ドラゴンクエスト 精霊ルビス伝説〈上〉遥かなるイデーン (エニックス文庫)

ドラゴンクエスト 精霊ルビス伝説〈上〉遥かなるイデーン (エニックス文庫)

社会人になって、本を読む習慣を手に入れるきっかけになったのは

涼宮ハルヒの憂鬱 (角川スニーカー文庫)

涼宮ハルヒの憂鬱 (角川スニーカー文庫)

繰り返し読んだ事のあるのは通しで3回読んだ「十二国記」シリーズが最多。

月の影 影の海〈上〉 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)

月の影 影の海〈上〉 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)

愛読書を聞かれれば、これと答えます。

ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち (上) (評論社文庫)

ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち (上) (評論社文庫)

ラノベ、児童書ばっかりです。
こんな本ばかり読んでいますが、そんな話を誰かとシェアできたら嬉しいなとは思います。だから読んだ本についてブログに書いたりもします。でも、踏み散らされたくはありません。わたしはわたしなりのペースで読書ライフを楽しんでいるんです。


人の読書を笑うな。


これだけの苦い経験と、それに基づく強い決心を持ちながらも、つい他人の読書リストに突っ込み入れたくなる時もあります。
すみません、やってしまいました。海より深く反省するとともに、二度と人様の読書リストに、こんなくだらないちゃちゃを入れないことを誓います。

紹介します。大学生活6年間での僕の厳選本51冊 - 人生かっぽ —佐藤大地ブログ

厳選じゃなくて読んだ本全てだろう?w

2015/03/16 09:37