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Still Life

残念IT系母ちゃん。旦那さん、娘1歳、猫の4人暮らし。

心理的な原因を探り、解決の第一歩にする。「呪詛抜きダイエット」を読んだ

呪詛抜きダイエット

呪詛抜きダイエット

なぜだか読みたくなって買ってしまいました。
この漫画を知ったきっかけはこんなまとめサイトからです。

2chcopipe.com

漫画の一部をそのまま貼り付けているというひどいまとめ記事だけど、この部分を読んですっかり自分の話のような気持ちになりました。
わたしはいつから標準体重を超えたかわからないけど、小中学校の時は太ってる自覚が薄く、鏡を見ない肥満児だったのです。
痩せたい痩せたいと思っているのに行動は太る努力まっしぐら。
それでも新陳代謝の良い年齢ならまだましだったものの、30代後半からじわじわと、すっかり太ってしまいました。
この漫画のエイコさんほど極端でないにしろ、行動とその心境の根っこは同じだなーと思ってしまいました。

「太ってるほうが私らしい」「私には脂肪がお似合い」
耳が痛いです。食いしん坊キャラって居心地いいんです。


さて実際の漫画です。このサイトに貼られている部分はほんの導入です。
エイコさんの試行錯誤が順に明らかになっていてとても読みやすいのですが、まあ実にいろんなことを試します。
精神科に足を運ぶことから始まり、催眠療法、USPT(人格統合)治療。
(これらの療法って保険効くんだ!と驚きました。)
少し前向きになってからは、グループセラピー、ゲシュタルトセラピー、ヨガ、筋トレ、加圧トレ、性格分析、メイクレッスン、そしてエステ。

これだけ試すと一長一短で、気分も効果も一進一退です。クリニックによって「摂食障害」と診断されたり「単なる悪習慣」と診断されたりするし、性格分析では講師におばさん扱いされたと感じて落ち込んだり、エステでは契約させるために散々なことを言われます。
エステが辛いのはすごく共感しました。ほんとこれ。

太る原因については、催眠やセラピーで発見していきます。
母にいじめられていたことを認めたくないことで、自分がみじめでいることを無意識に選んでいたこと、そして、大好きだと思っていたおばあちゃんは実は他人のダメな部分ばかりあげつらう性格であり、そのおばあちゃんために、自分がダメでいる必要があったことを発見します。さらには、理解者だと思っていた叔母さんからも「呪詛」があったのだと発見するに至ります。

心理的な原因がわかってもなかなかすぐに痩せるというわけにはいかないようです。そりゃそうだ。
わたしはどうもなんとかセラピーはうさんくさいと思うたちなので、「どうしてこういう方向にばかり積極的に向かっていくのかなあ」と思ってしまいました。でもエイコさんはこういう性質なんですね。心理的なアプローチが合っている。しかしエイコさんは霊視でネガティブな念を送られてると指摘されて真に受け、心当たりがあると言うのですが、たまたま関係の悪い他人から呪われていると思い込むなんてどうなの。ちょっと引いてしまいました。

エイコさんは最終的に、低血糖症の可能性を発見し、糖質制限や腹八分目に挑戦します。
フィジカルな部分にようやく取り組むことができるようになったのです。
そして顔を上げて生活できるようになってからは、いろんな人の容姿を見ることができるようになり、自分も客観視できるようになります。

ダイエットの成功を予感させて漫画は終わります。
最初から腹八分目でウォーキングできれば、こんな回り道をしなくても良かったのかもしれません。でも、必要なステップだったんだなと思います。世の中に溢れるダイエット手法の、その手前の体験談を、丁寧に漫画にしてくれたのです。


わたしは[妊娠時点の体重が臨月よりも重かった]という恐るべき状態から、出産後の現在もじわじわと体重を減らし続けていて、今やBMIも23。娘のおかげで健康的な体重と食生活を手に入れることができました。
でも授乳が終わり、幼児と一緒におやつを食べたりするようになったら、気をつけないとすぐにまた太ってしまうでしょう。

こんなとき、この漫画のエイコさんのように、まず心理的な原因を探るというやり方もあるんだなってことを心に留めておくと、役に立つかもしれません。