Still Life

生活の記録。

ありのままののご本

2歳児は保育園に登園する時、商店街のお店を1つ1つ指差しては、「もうやってないの?」と聞きます。そのたんびに「まだ朝早いからやってないんだよ」と答え、「まだ、あさ、はやいからー?」とおうむ返しするというのが日課です。まだ8時前なのに開店準備をはじめている八百屋さんでは、「準備中、準備中ー♪」の歌を歌います。
そういえばちょっと前まで、ほんの数日ですが、なぜか八百屋さんのことをお医者さんと言っていました。保育園でのお店やさんごっこであれこれあったのでしょうが、お母ちゃんはその誤解に至る詳細を知らないのでちょっとだけ残念なのでした。

家に帰る時はまだ18時台なので、多くの店がやっているわけですが、今日はいつも通る古本屋の前で、なぜか「もうやってないの?」が出ました。
やってるよ。入りたいの?と聞くと、もじもじして入りたい・・・。と。
入らせるためのうまい作戦を取られましたw
古本屋に入るとおおはしゃぎで本棚の間を走り回るので、今までなら絶対に寄らなかったのですが、なんかもうそんなことをしないくらい成長したんじゃないかと思って、寄り道する気になりました。

今日に限ってはずいぶんお利口に絵本のコーナーを見て回れました。

(2歳児)ちゃんのご本はどこー?
悪い魔女の、あるかなー?
あったよー!(ディズニープリンセスのお話の絵本セットを取り出す)
これキラキラだよー!(出した本をそのままにして別の本を取り出す)
(母ちゃんの、出したら元に戻してよ〜に対して)えーおかあさんが戻してよ〜
ミッヒーちゃんあるー
あ!これがいい!(おおかみと7匹の子ヤギ)
(おおかみ好きだもんね、他におおかみの出てくるお話あるかなー?を丸無視で)あ!ありのままのだよ!!これがいい!!(2歳児)ちゃんこれ持って帰る!
(じゃあピッピするから待ってね、とカバンを漁ると)何探してるの?お金?

とこんな感じで大きな声でご機嫌に話していた2歳児に、店員さんがおしゃべり上手ね!と話しかけてくれました。

で、ピッピしてお持ち帰りしたありのままののご本がこちら。

読んであげてもストーリーが難しいので、ずいぶん端折ってイラストの解説みたいなことをします。

エルサが閉じこもったんだよ。なんで?アナが怪我しちゃったからだよ。なんで?氷の魔法で遊んでたからだよ。なんで?

となるので解説も諦め、2歳児が絵を楽しむ様子を眺めることにしました。
そうするとそれなりにストーリーがわかってそうに見えたので、「保育園で読んだの?」と聞くと、読んでないとのこと。これが親の欲目か。

2歳児なりの楽しみ方をご紹介します。


まずは2歳児が気に入った、というのか、大変気がかりになっていた絵がこちら。
困ってるよ、困ってるよと言ってはしょっちゅうこのページに戻っていました。
相貌失認のわたしは表情を読み取るのが苦手でよくわかりません。そうかこれが困っている顔なのかとこっそり納得したり。


この絵は普通にお気に入りになったようで、指差しで「お父さん、お母さん、赤ちゃん(アナのこと)」と言っていました。
お父さん、怒ってるの?と聞いてきたので、怒ってないよ、心配してるんだよ、と答えましたが、合ってますよね。これは、表情を読んだのではなく、怪我をした→危ない遊びをした→怒られた、という思考なのかなと思いました。
お母さん、優しいの?と聞いてきたので、そうだね、優しいねと答えましたが、これはさすがに合ってますよね。
ちなみにトロールはゴリラと言い、エルサは宇宙語になってしまいました。ほかの絵本に出てくるようなわかりやすい家族の絵ではないので、日本語での対応が難しかったようです。


なんか乗っかってるよ!とおもしろがっていたので、トロールは背がちっちゃいからだね、と言ったら、ちっちゃいのどこ?と言ってこのページを探したりしていました。なんか着てるけどwと言っていたので、やはりゴリラ枠のようです。


凍ってるよ!だっこしてるよ!やや興奮気味で言っていました。そうですこのページがいちばんの山場です。意外と理解しているようで母ちゃんびっくりしました。

他のディズニー映画の絵本もそうですが、この絵本も映画1本分をたった10ページにまとめ上げていて感心しました。何一つ無駄がない上、名シーンも盛り上がるシーンもきちんとそれっぽく表現していてほんとすごいです(わたしの語彙力)
意外にも、「たいかんしき」や「しんじつのあい」といったキーワードは下手に易しい言葉に置き換えていません。これもすごいです。

しかしこのお話は、悪役がわかりにくいですね。ハンス全然悪役に徹しきれてない。そこで正体をバラして去るとか本当はいい奴なんだと思うw
悪い魔女やおおかみが大好きなうちの2歳児には、その点ではインパクトが弱いと思います。
それを差し引いても、ありのままのご本を大変気に入ってくれたようです。