Still Life

生活の記録。

押しかけコピーライター

今の出向先の最寄り駅から職場まではけっこうな距離を歩く必要があります。よく知られている会社なのに意外です。こういう事で「都心ほどよく歩く」を実感します。

その道中、わりと駅から近い場所に個人経営らしき洋食屋さんがあります。開店祝いの花が飾られていたのを見たことがあるので、オープンしてからまだ1年も経っていません。
残念ながら入ったことはないのですが、あんな大きな駅に近くてまだ維持しているということは、評判も良いのでしょう。
この記事では決してお店をdisるつもりはないということをあらかじめ断っておきます。

通勤に余裕がある朝は、このお店を通りかかる時に、店先の黒板をチェックします。
まだ朝8時台ですが、その日の話題が書いてあることが多いので、前夜に翌日分を書いてしまうのかもしれません。
その黒板、わりと大きいのに文字だけが数行、中央にぽつんと書いてあるだけなので、ちょっと寂しい印象を受けます。
いち店員のつぶやき、的な位置づけなのでしょうが、書いている内容も、ほんとにつぶやきだな!!としかツッコめないくらい話の広がりがありませんw

例えばこんな具合です。

エイプリルフールですね。
店長が小さい嘘をちょこちょこついてくるのでうざいです。

仲がいいことはうかがえますが、あまりお客に見られてる意識がないと感じてしまいます。これ読んで新規の客が入るでしょうか。

そこでわたしは歩きながら考えます。
自分だったらどう書くか。
はてなブックマークであまりコメントを書かなくなったのに、文章を考える癖はまだ残っているようです。

今日はエイプリルフール。
皆さんをハッピーにする、素敵な嘘を考えてきましたが、アイデアが浮かばないまま当日になってしまいました。
しかし店長は何か妙案がありそうです!?
当店自慢のハンバーグステーキランチは今日も嘘偽りございません。ぜひ本物の味をお楽しみください。

長いかなー?でも最低3文はないと丁寧な文章にはならないと感じます。ブコメで鍛えなければ。
あとわたしは必ず最後の一文を店の宣伝にします。毎回ねじ込むその強引さをひとつのパターンにしてしまえば許されると思うのです。

そもそもあんなに広い黒板なら、一度でいいのでプロに頼んで周囲に絵を描いてもらい、消えないように固定してしまい、真ん中の文字だけ毎日書き換えるとかすれば良いと思うのです。

さてそんなことを考える通行人がいるなんて当然知らないはずのお店、今日の黒板はこんな感じでした。

昨日はなんとテレビの取材を受けました。
大丈夫です。この黒板の文字は消しておきました。

テレビの取材が来るなんてやっぱり評判いいのですね!
しかもこんなこと書くなんて、常連さんなんかの間では黒板が心配のタネになっている様子。きっとこなれてしまってはいけないということです。これは高度な集客技でした。

そういうわけで、今度そのお店に入りたいど思いはじめました。