Still Life

生活の記録。

赤ちゃん言葉を話した方がいいは本当か

赤ちゃん言葉を使うほうが、子供の語彙習得能力があがるという研究がありました。
日本語で検索すると、2014年のアメリカのこの研究について、赤ちゃん言葉を使ったほうが、使わないよりも語彙習得能力が上がるというような紹介のされ方をしています。

拙い英語力で英語の記事を読むと、「優しい高い声で、母音を長くして、1 対1で話しかける」ということをbaby talkと言っているようです。
たとえば"How are youuuuu?"があげられているわけですが、これって日本語で言う赤ちゃん言葉(どうでちゅか〜?)とはだいぶ性質が違うと感じました。

www.telegraph.co.uk

2歳児時点で赤ちゃん言葉を多く使った家庭と使わなかった家庭とで、語彙力に3倍の開きがあったというセンセーショナルな解説もありますが、読んでみると「1対1で話すことの重要さ」について書いているだけで、ある単語をそのままの言葉で話すか、幼児独特の舌足らずな言葉に置き換えるかという研究ではないように思いました。

日本では「赤ちゃん言葉は使わないほうが発育に良い」と言われており、感覚的にもそちらに納得してしまうので、ずいぶんとショッキングな研究だったように勘違いしてしまいました。赤ちゃん言葉から普通の言葉を覚え直すという面倒さがリスクにもならず、より多くの語彙を習得してしまうなんて!と。
今日あらためて検索してみて、話しかけてあげることが大事という部分では、十分納得できる、ごく普通の研究結果という印象になりました。

以前読んだ、ベビーサインを推奨する本では、ベビーサインを積極的に使ったほうが、結果的に語彙力や学習能力にアドバンテージがあり、その傾向が小学校低学年くらいまで続くという研究結果が載っていました。
ベビーサインもまた、普通の言葉を覚え直す必要があるわけですが、この結果を見ると、サインから発音を伴った普通の言葉への置き換えはそれほどリスクではないようです。

たくさん「赤ちゃんに」話してあげること、そして赤ちゃん自身が話したいことをストレスなく話せることが、発達にとって良いんだろうなあというふわっとした理解で満足した、科学研究意識に乏しい母ちゃんでした。