借りたアメリアの会報に、翻訳の勉強のしかたが載っていた。
翻訳の分野ごとに、見開きで掲載している。とてもわかりやすいし、すぐに始められそうなことばかり。なるほど、翻訳の勉強ってこういうことをするのか。
かつてわたしは英語がぺらぺら(って言い方がもう初心者らしいw)になったら姿勢を正してあらためて翻訳の勉強をするものだと思っていたのだけど、そうじゃないってことがわかったときに、更に英語の勉強から気後れしてしまった。
ひとつは、村上春樹がどこかで「自分は翻訳せずにはいられない。翻訳が大好き」というような文章を書いているのを目にしたことと、もうひとつは、プロジェクト杉田玄白の山形浩生が、「翻訳家になりたいならいいわけなど探さずにとにかく翻訳すればいい」ということを言っていたのを目にしたこと。
後者は読んだ当時と同じサイトがあった。http://www.genpaku.org/sugitaidea.html。
わたしは1冊2冊子供の本をを読み通すのがやっとで、翻訳など1ページもできていないじゃないかとがっくりしたものだった。そして実際にそのとき読了したロアルド・ダールのMatildaの翻訳を試み、1ページも訳しきれなかったのだ。
さて、翻訳の勉強のしかた。翻訳分野のうち、わたしが興味があるのが文芸翻訳とIT翻訳。文芸翻訳については、
+いっぱい読むこと
- 師匠を見つけること。師匠の訳した本を全部読むこと。
- 師匠の訳す癖を含めて徹底的に模倣すること。
技術翻訳については、
- 正確に読み取り、深く理解すること。(量より質)
- 最初に日本語の記事を読んでから、同じ内容を扱った英文に当たること。
いきなりMatildaの翻訳は無理だったので、今やってみたいなあと思うことがある。
たぶん妄想に終わるけど書き出してしまう。
それは写経。
わたしの愛読書は「ウォーターシップダウンのうさぎたち」。
これの原書と日本語訳とをノートに書き写すのだ。写経のように。
なにかぜいたくな修行のように思える。
今、6時半に起床して応用情報の勉強を30分やったあと、チャロを聴いているが、応用情報試験が終わったら(落ちたら?)この30分を写経に充てるのもいいかもしれない。
どうして写経かというと、今書いた「師匠の模倣」に似た作業であるというのもあるけれども、もうひとつ理由がある。
まだうまく記事にできていないので、書けたらそのうちUPする。
写経は...たぶん妄想に終わる...。
と、自分に言い訳の余地を与えておく。