わたしはあまり本を読みません。平日は通勤途上のせいぜい30分くらい。休日はもう少し長く読みますが、せいぜい2時間くらいです。
休日は喫茶店でコーヒーを飲みながら本を開くのがなかば趣味になっています。が、「本を持って喫茶店に行く」という行動がなかなか起こせないヒッキーなので、読まない休日は全く読みません。
このような状態で、読書記録も取っていないのではっきりしないのですが、1か月の読書量は文庫本3冊といったところです。
少ないですね。
量も問題ですが、質のほうはもっと問題で、「その本は・・・子供のうちにじゅうぶん読んで飽きておこうよ・・・」って本を平気で電車の中で開きます。
さすがに「涼宮ハルヒの憂鬱」の2巻あたりの挿絵は恥ずかしかったですが。
でも選択が子どもじみているのは仕方がないかなと思います。
子供のころにしておくべき読書経験が足りないので、今それを補っているとも思えるからです。
いきなり成熟した本を手にしても続きません。
去年あたりに出た新訳の「カラマーゾフの兄弟」を手にとりましたが、1冊も読み終えられませんでした。
主要な登場人物がたぶんひととおり出そろい、いよいよお父さんが死んじゃうのかなってところで中断してしまい、以後本棚の飾りになっています。
このロシアの偉大な文学を理解するに足る読書経験の下地がないからなのです。
だから、この本はもっと後のお楽しみにとっておくことにしました。
脱線ですが、がんがって読んでいる間は、カラマーゾフの三兄弟をがんばって脳内脚色して、乙女ゲーム並みの美男子ぞろいにしていました。
あの兄弟の個性の書き分け方は、本当に乙ゲーかよ!ってくらい上手だったと思います。
むしろ元祖なのでしょうか??
逆に、この「今さら子供時代から読書経験やりなおし」の状態が、良く働くこともあります。
ひとつは、もうじゅうぶん大人であり、読書経験もある周囲の人に「子供のころ読んで、今思い返しても面白かった本」を聞けば、面白い本を見つけやすいこと。
もうひとつは、英語で読書をはじめたときに、英語の児童書に全く抵抗がなかったことです。
今は中断している(といってももう数年経っちゃってますが)英語多読ですが、再開して読み続ければ、英語の読解力が日本語を超えるかもしれません!?ありえないだろうけど。
そういうわけで、もしこのブログを読んでいてお暇な方があれば、わたしに「子供のころ読んで、今思い返しても面白かった本」を推奨してください!