ゴールデンウィークのお話です。旦那さんの実家に3度目の訪問をしてきました。
「まだ雪が残っている」という話を聞いていたので、寒いだろうとけっこう厚着をしていってしまいました。
日陰に残る雪を背景に、たくさんのふきのとうが生えていました。ふきのとうはもう時期が終わりとのこと。ちょっと残念。
ところがこの日新潟はものすごい暑さ。テレビによると最高気温が30度に達していて、それ横浜よりも暑い・・・という結果に。
暑かったのですが、ほうぼうに大量に生えているふきのとうやわらび、ぜんまいを見てすっかり嬉しくなったわたし。お義母さんと一緒に山菜採りに出かけました。
広々とした閑静な住宅街から、丘の上にある畑まで、散歩がてらてくてくと歩いていくのですが、どのお宅も庭先に綺麗に花を植えていて、とても楽しい散歩になりました。
家の庭先のほか、空き地からもたくさんこぼれるように咲いていた芝桜。
藤棚を作って見事に藤の花を咲かせているお宅もありましたが、山の高い木々からたくさん咲き落ちている野生の藤がすごかった。
開けたところから時々見える守門山(すもんやま)が、雪をかぶっていて綺麗。千葉の平野で育ったわたしには山が身近に見えること自体が珍しく感じます。
畑まで行く途中で、農作業をしている叔父さんにばったり会い、なんと作業の手を止めてトラックに載せてくれました。トラックの荷台に乗るの気持ちいい!
翌日はお義母さんの「街へ行こう」との提案についていくことに。
やっぱり数キロ?てくてく歩いていくとそこには街が。
こんなかんじの商店街でした。お店は全部開いていて、人通りもありました。駅前以外で他人を見たw いや住宅街を通ってきたのだから人がいないわけないのですが。
お寺では「てまりまつり」を開催中。民芸品のてまりの展示会をしていました。
お義母さんの手作りの袋ものやなんかをありがたく使うわたしは、お義母さんには手芸などの手仕事が好きなのかと思っているかもしれませんが、実は
街に行く途中の廃工場?が最高にクールだと感じて写真を撮りまくったのでした。
旦那さんも一緒になって電気メーターを確認しに行ったりしていました。
このあたりでは昔、絹の生産が盛んだったそうで、この建物は紡績工場だとか。
お義母さんの小さい時は女性はみんなここで働いていたとか。そんな話を聞きながら、今は沈黙の権化のようになった大きな建物を見上げるのは最高にぞくぞくします。
電気メーターを確認しに行った旦那さんが戻ってきて、「もう何年も動いてないね」なんて言うのを聞いてさらにしんみり。
でもそれにしても、「きれいだな」というのが大きな印象でした。誰か手入れしているのでしょうか。きっとそうだと思います。
わたしがもうひとつ気に入ったのが、「はたらくくるまの墓場」(アオドリー命名)です。
マイクロバスとミキサー車数台が、ぴっちりと並べてあるのですが、ご覧のように何年も打ち捨てられているようです。
わたしはミキサー車が大好きで、目撃するだけでテンションがあがるのですが、こんな墓場を見れるとは、そのレアさに嬉しかったものの、やっぱりちょっとしんみり。
やっぱりミキサー車は、後ろのタンクをゆっくりぐるぐるさせながら大通りを悠々と走っているのがいいです。
この日の午後は、叔父さんが車を出してくれて、お義母さんの希望の丘陵公園に行ってきました。
夕方遅めだったからか、入場料が無料。ラッキー。きれいなチューリップがたくさん見れました。
こちらが山菜尽くしのお義母さんの料理。最高でした。料理もできない嫁でごめんなさい・・・
そんなわけで楽しんできました。今度はまた夏休みに行きたいです。