Still Life

生活の記録。

わたしの英語学習法(妄想もあり)

新年度が始まったと思ったら、もうゴールデンウィークも明けてしまいました。
春になると何かを始めたいと思うのが常ですが、わたしは特に育児休暇という1年もの長期休暇をいただいているので、これを機会に何かスキルアップしたいなどと思ってしまいます。赤ん坊を育てるのが第一、旦那さんのサポートが第二でなかなか思うように時間が取れないんですけどね。
...などと書くといいわけとしては成り立ちそうですが、実際は子どもと一緒によく昼寝をし、授乳中の読書すら停滞気味で何を思ったかパズドラを始めてしまう始末。このゴールデンウィークに良い感じで続いたのが散歩で、娘を抱いて毎日3Kmほど歩いていましたが、それもここ数日の雨で停滞してしまいました。
現在旦那さんはふたたびの入院中で、残された妻娘はますますだらだら堕落生活をしています。


そんなわたしが春にはじめようと思ったのが英語の勉強です。
4月に向けて英語学習関連のホッテントリが増えた影響を受けたようです。

英語の勉強は社会人になってから5年くらいうっすらと続けていたのですが、教材も手放し、すっかり英語に触れなくなってから10年くらい経ってしまいました。
勉強をしていた頃はTOEICの点数が700点ジャストくらい。英検準1級、工業英検2級を持っています。だけど全く喋れないし聞き取れないという感覚で、じゃあリーディングはいけるのかというとそれもなんだかダメで、腰を据えて英文に取り組むのがひどく億劫に感じます。要するに全く普段の生活で役に立てていません。

せっかく少々は出来るのだからもう少し踏ん張って便利な道具にくらいは昇格させたいものです。せめて英文を見たときのあの億劫な気分は克服したい。そして本もネットも英語で楽しめるようになりたい。
英語が使えるようになりたいもう一つの理由は、わたしが英語を使えると周囲が勘違いしているので、それが勘違いと露呈する前に実情を合わせたいという変な欲があるのです。そんなことを思いながら何もせずに10年経ったわけです。

というわけで英語の勉強をまたうっすらと始めました。

今やっている勉強法

4月中にやり始めたのは以下の3つです。

英単語教材を読む

速読英単語1必修編[改訂第6版]

速読英単語1必修編[改訂第6版]

この本、わたしが受験生だった頃からあるのでずいぶん息が長いです。逆に英文問題精講とかもうなくなってしまったのでしょうか。
全70レッスンで英和の短文が載っていて、本文中の重要単語とその派生や類語なんかは別出しで一覧になっています。内容は読書の効用とかネットの真偽とか、それなりにブコメがつきそうな興味深いテーマが選ばれており、興味を持続させることはできます。
これをまず一通り目を通すという作業をしているところです。
最初のうちは易しかったので1日5レッスンとか読んでたのですが、だんだん時間がかかるようになってきたので、1日2レッスンずつで落ち着き、残すところあと10レッスンというところでパズドラに入ってしまいました。
せっかくここまで読んだので一応最後まで読みたいところですが、その後繰り返してやるかというとちょっと微妙。話題的に仕方のないことですが、10年15年前のテキストでは古臭さが否めません。そしてこのテキストに対する人気ブコメを想像してしまって変なストレスが溜まりますw
覚えてない単語はそれなりにあるのでこのレベルからの英単語集中学習の必要は感じています。飽きないためにはいろいろ手を出した方が良さそう。次は何やろうかな。

英語の本を読む

わたしがいちばんやりたいことをもうやってしまう戦法です。

わたしが生まれて初めて読破した英語の本は恋愛のハウツー本でした。たしかタイトルは「The Rules」。女の子は積極的に行くより相手に興味がないかのように振舞ったほうが成功するみたいな、それアメリカ限定だよなって内容でしたが、とにかく読み通せたのです。
わたしにとってはかもしれませんが、ハウツー本は易しく読めます。

そこで今回選んだのはこの本。

Lessons from Madame Chic: 20 Stylish Secrets I Learned While Living in Paris (English Edition)

Lessons from Madame Chic: 20 Stylish Secrets I Learned While Living in Paris (English Edition)

日本語訳はこの本です。
フランス人は10着しか服を持たない~パリで学んだ“暮らしの質

フランス人は10着しか服を持たない~パリで学んだ“暮らしの質"を高める秘訣~

いまだに本屋で見かけるほどのベストセラーなので、英語と関係なく読んでみたかった本です。
思惑通り、意外とサクサク読めます。著者の方はアメリカ人主婦ですが、ブログの内容を本にまとめたそうで、そのことからもとても読みやすい良い文なのだと思います。出てくる単語も暮らしやおしゃれ関係なので、慣れればこのカテゴリのサイトをモリモリ読めるようになれそうです。
Kindleで読んでいるのですが、単語長押しで英英、英和、wiki、翻訳が参照できるのがものすごく便利。英語多読は単語を辞書で引かないのが原則ですが、こんなに便利に引けるなら参照してしまった方が断然楽しめます。これからもKindleで英語読書しよう。
しかし45%くらいになったところでパズドラに入りました。もったいない!

英語の記事を読む

いちばんやりたいことをもうやってしまう作戦第二弾。
既に和訳されている短い英文記事を並べて読んでみる試みです。
これを始めたきっかけは、はてブのホッテントリにこんな記事が上がってきたことです。
www.bbc.com
でもいきなりこの記事は難しかったです。しかも全部英文になってない!いちばん大事な部分が英訳されてなくて残念な気分にもなりました。

原文のリンクがあり、全文が翻訳されていて、しかも英文和訳的わかりやすさがあるTechCrunchなどの技術系ニュースサイトが適切と思います。
jp.techcrunch.com
長さでも平易さでもこれくらいでとどめておくのが、毎日やるには丁度いいと思います。

それでもやっぱり続いてないのは、実際に取り掛かる前に、記事を選ぶ→英語があるか確認する→対訳にできるか確認する→それぞれを画面内の左右に並べたり印刷したりする、という手順が手間なのだと思います。
それでも自分で読みたい記事を選んでくるあたりに楽しみも見出せると思うので、もしやるなら「今日はこの記事読むよー」とブログ記事にしてしまうと、楽しみとある程度の強制力の両方を期待できるかもしれません。

妄想勉強法

上記でも既に妄想入ってますが、こんな勉強法ができるといいなあとさらに妄想を広げています。

好きな小説を書き写す

文章上達法などでたまに上がる方法として、写経があります。
外国語の勉強として文章を筆写するには、1文を一時記憶し、声に出して暗唱できるくらいにしてから書き写し、きちんと写せたか確認する、というのが1セットになると思います。
とても意義深く、やっただけの効果があるような気がします。何よりなんだか崇高な行いのようなイメージがあるんです。最初にこの学習法を写経と呼んだ人も同じ思いだったのかもしれません。勉強法そのものに「憧れ」を感じます。
でも非常に時間がかかるので、やるとしたら気に入った一節を抜き出すなどしないと、最初の1ページ目で終わってしまいます。最悪リンド夫人のお家の様子で終わってしまうのです。

映画やテレビドラマのセリフを覚える

これもよくある学習法です。本の筆写よりは喋る方にも重きがり、総合的で実用的な英語が身につきそうです。
もう発掘できなかったのですが、アリーやフレンズを丸暗記して英語を習得した人の話も読んだことがあります。

わたしは何回か試みたことがあります。好きな映画「Legally Blonde」や「ブリジット・ジョーンズの日記」を繰り返し観たり、その時NHKでやっていたドラマを副音声切り替えで観たりしていましたが、どうすれば暗記に至るのか想像もつかできず、なんとなく繰り返し観ただけで飽きてしまいました。繰り返す回数が圧倒的に足りないのだろうと想像しています。いったいどれくらい繰り返せば暗記するほどになるのでしょうか。それとも暗記を試みない限り無理なのでしょうか。

例えば聞いて書き写すディクテーションという勉強法があり、わたしもラジオのビジネス英語でこれをやっていたことが、期間としては2週間くらいありました。1日15分ほどの番組のうち、テキストの内容は何分もありません。なのにものすごい労力でした。毎日1日仕事としてやっていたし、3日くらいでカセットテープが伸びて新調していました。今あんな労力をかけるのは無理です。しかもそれでも暗記まではできていません。

猛烈な「水曜どうでしょう」ファンの弊社社長が、あらゆる回のセリフを丸暗記しているのを見ると、暗記ができてしまう人とできない人との間に、何か決定的な違いがあるのではと思ってしまいます。繰り返しの回数だけなのかなあ。。

アリーmy Love ファースト・シーズン DVD-BOX フレンズ 〈シーズン1-10〉コンプリート ブルーレイ BOX キューティ・ブロンド 特別編 [DVD]
ブリジット・ジョーンズの日記 [DVD] 水曜どうでしょうDVD全集 第1弾 原付ベトナム縦断1800キロ

洋楽を歌えるようにする

更に実用的?かつ、やっと実現できそうな方法です。
家では旦那さんの持っている洋学CDやネットラジオをよくかけているのですが、すっかり聴き馴染んだ曲でも歌えるまでではないし歌詞を理解しているわけですらありません。ちょっと検索すれば歌詞はわかるので、翻訳を試み、更に歌えるようになれば楽しそうです。
試訳をブログ記事にすればモチベーションも維持できそう。

赤ん坊をあやしていて初めてわかったのですが、わたしはソラで歌える歌がほぼありません。でも適当鼻歌でも子は喜んでくれるんです。歌う側がもう少し満足するレベルまで歌えれば、楽しさ倍増な気がします。

子をお風呂に入れる時はよく"Video Killed the Radio Star"を歌います。
バックコーラスのアーワアーワ♪を歌いながら泡立てていますが、他の部分も全部アワアワで歌っているので、そこはもうちょっと英語にしたいです。
他にも旦那さんのCDには、ジャーニーやスティービーワンダーなど、子と歌うにふさわしそうな、綺麗な、可愛らしい歌がたくさんあるので、ぜひ実現したいです。


The Buggles - Video Killed The Radio Star

Video Killed the Radio Star

Video Killed the Radio Star

英語話者にベビーシッティング兼英会話講師を依頼

そして親子で一緒に英語で遊んだり本を読んだり。そのコーチをしてもらうという虫のいいことを妄想しています。英語の手遊び歌や童謡、ぜんぜん知りません。強いて言えば、わたしが見ていた時代のクッキーモンスターの歌とかitsy bitsy spiderだけが曖昧に記憶にありますが。

もし探すとしたら、英語の地域情報誌を探して短い広告を打つとかでしょうか。先生が英語ネイティブでなくても英語教育や育児の専門家でなくてもいいけどあまり謝礼を出せない、この辺のバランスをとりながら良い講師を探すのは大変そうです。日本語教育を専攻していたという黒歴史を解放して、言語交換を条件に謝礼を交渉し、あわよくば家族ぐるみで付き合える友人になれたら、などと妄想は膨らむ一方。コミュ障のくせに虫が良すぎます。
でもこれから家事労働にに外国人を受け入れるというニュースを聞くので、英語を話せる子育て経験者は探しやすくなるのではと思ってしまいます。

そもそも娘に早期英語教育を施すかという大きな判断を保留していて、おそらくしない方に傾くと思うので、多分模索すらしないだろうなーとは思っています。
それより親子でバイオリン習いたいなあ、などと妄想は別方向になったり。

こんな感じで、ぼんやりと授乳しながら妄想中です。授乳していても、子をあやしながらですらもできそうなことはあると思うので、中断しても挫折と言わなくていいくらいゆるくゆるく、そして楽しく続けたいです。