今日(8月14日)は情報処理技術者試験の受験申し込み締切日です。わたしは今回3度目の受験(!)となるネットワークスペシャリスト試験に申し込みました。アカデミックとは縁遠いおバカなのでもう開き直って何度でも受けちゃいます。
さて、社員に資格を取って欲しいと思っているIT会社は多いと思います。経営者や営業が試験を受けて欲しいと思うのと裏腹に、技術者側は全く興味が湧かないという状況はあるあるなのでしょうか、わたしの所属する会社では長年そういう状況です。何しろ会社筆頭の技術者2名が全くひとつも資格を持っていないのでその雰囲気に拍車をかけています。最近では社長が「情報処理安全確保支援士」という資格に興味を示し、社員に受けろと発破をかけていますが、誰も相手にしていません。。 この資格、要はセキュスペ(セキュリティスペシャリスト試験)が衣替えしたものと理解していますが、高度試験だから難しい(わたし比)上に情報処理技術とはちょっと違う扱いなので、みんな余計に興味を持ちません。
そんな中でもわたし自身は比較的試験が好きで過去にはよく受けていました。応用情報処理試験までは来たものの、高度試験に入ると不合格続きです。このへんが今のわたしの限界なのでしょう。残念IT母ちゃんの残念さは客観的なエビデンスに基づく評価なのです。そんなわたしですがデキる後輩達にはぜひとも試しに試験を受けてみて欲しいなあなどと思っています。車内で「資格試験取得推進委員会」を勝手に設立してみんなの士気を上げよう、などと思い、以下のような文章を社内wikiに書きかけました。
しかし書き上げてみると、どう見てもうざいなあ、老害だなあとしか思えなくなったのでUPするのはとりやめました。でもせっかく書いたので、自分のブログに貼り付けて供養したいと思います。
資格試験を受ける利点
- 業務だけではなかなか身につかない体系的な知識の取得
- 業務だけではなかなか身につかず、効果が実感しにくい基本的な知識の取得
- 合格した時の爽快感
- かっこいい合格証が貰える
みんなが資格を取らない理由
- 時間、お金、気力が奪われる
- 苦労のわりに良いことがない
- しゃちょう、○○さん、○○さんが一切の資格を持っていない
- 試験のための勉強をして合格と同時に忘れるって意味なくない?← 受験知識の多くが実業務に反映されないことは学校の勉強と実社会の関係からも明らかだよ。
- 合格するとキャリアが限定されそう
- 明らかに希望と違う例「セキュスぺ取ったらセキュリティ責任者にされるなんて嫌だ」←これな!!
- 試験範囲内に嫌いな分野がある例「SQL必須なのはわかるけどDB管理まで勉強するのはちょっと・・・」
会社としてできること(してくれると嬉しいこと)
- 受験料完全補助
- 教材費補助
- 時間が奪われることに対する思慮
- IPA試験前は残業NGな雰囲気にするとか?
- 合格に対する大きな利益
- 程よい賞賛
- 報奨金や手当?
- 合格によるマイナス効果の払しょく
- 取得した資格により今後の仕事の方向性が狭まらないこと(希望によるが)
- 低レベルのベンダー試験をもっと手軽に受けられるようにする
- 毎週末誰かが受けてるって勢いで常態化してしまえ。
- 上位レベルの試験の条件になっていたりするので必要
- 「大量購入したバウチャーが期限切れで無駄になった」って話は面白いけど過剰にすると受験しにくい
試験のいろいろ
- IPA (基本情報処理、応用情報処理、ネットワークスペシャリスト、DBスペシャリスト、セキュリティスペシャリストetc)
特徴:国家資格に近い、明確な試験目的と範囲、過去問が公開されている、受験料が安い
短所:年1~2回しか受験できない、ペーパーテスト、まる1日かかる、すぐには合格かどうかわからない
特徴:比較的いつでも受けられる。コンピュータ試験で結果がすぐ分かる。
短所:受験料が高い。上位試験を受けるために下位試験から合格していく必要がある。
特徴:比較的いつでも受けられる。コンピュータ試験で結果がすぐ分かる。
短所:受験料。下位試験から合格していく必要。
いろいろ書きましたが
わたしは今秋のネスペ受けたいかも。