Still Life

生活の記録。

2019/12/20 帰社日&忘年会 都会で生活する利点

今日のこと

今日は月に一度の帰社日。普段はバラバラに出向先に出ている社員が本社に集まり、状況報告をする日。
打ち合わせの開始は夕方からだが、不文律で1日出向先を休んで良いことになっている。

さらに今日は年末調整の紙を提出する日。わたしは午前中じゅうを使って控除を受けるための保険の受領証などをかき集めた。
家で昼を食べてから、本社に向かった。


先月は撮るのを忘れていたイチョウ並木。もう見頃は過ぎてしまった。

わたしは5年くらい前まで、10年以上も千代田区と文京区に住んでいた。なので文京区にある本社に来るのは地元に帰ってきたような感覚でとても懐かしい。

住んでいた頃の最寄駅。銀座線。今日久しぶりに利用したらとてもきれいになっていて驚いた。

地下水の滴る天井がきれいに覆われていて、明るくなっていたが、その分狭くもなった。狭い方が未来感ある。

そして今日は忘年会。久しぶりに参加した。3歳児が生まれた年は行ったんだったっけか。忘れたけど。
夫婦で同じ会社だと、会社の忘年会に揃って参加できないのが不便なところ。今年は旦那さんが体調不良のためわたしの参加となった。

食べ物がおいしかったけど撮るのを忘れていた。かろうじて撮ったのが和牛のお寿司と

デザートのパンケーキのみ。

お茶の水の丸善の衝撃

昨晩だったか、「スクエア・アンド・タワー」という本についての記事を読んだ。
huyukiitoichi.hatenadiary.jp
わたしは本質的には歴史が好きだと思うのに、学校の歴史は苦手で、今でも苦手意識が強い。いつももっときちんと知りたいと思い続けている。
もっときちんと・・・という点では数学も英語も同じで、だから数学ガールを読んだりTOEICを受けたりしているのだが。たぶん一生引きずる思いなのだろう。
なので、歴史についても新しい視点で捉え直すなんて言われると、魔法のようにあらゆる歴史の概要が理解できて新しい世界が広がるのではないかと夢見てしまう。

「銃・病原菌・鉄」でも「サピエンス全史」でも、似たような期待のもとで読んでもぴんと来ないまま読了してがっかりしてきたくせに。理解が及んでいないのか、消化不良を起こすのだ。

今回もどうせわたしには難しい本だろうと思いつつも、手に取ってみるつもりになって、Amazonリンクを押した。上下巻それぞれ3,000円近くする。読み切れるかわからない本に6,000円は痛いと思いつつ近所の書店の在庫を調べる。在庫なし。むしろ救われた。いつか思い出した時に図書館で借りるか、もしかしたら文庫化した時に手に取るかもしれない、それまでは忘れてもいい本だな。そんなことを考えた。

一晩たってその本のことは頭から離れた今日、本社に行く前に久しぶりにお茶の水の丸善に寄ってみた。住んでいた頃は毎週末、何を買うでもなくぶらぶらと何時間でも見てまわって過ごした店だ。引っ越してから売り場が拡充されて2階も書店になった。じっくり文具コーナーを見た後書店に入ると、なんと昨晩見た「スクエア・アンド・タワー」が平積みになっていた。しかも少し離れた2箇所で。

とてもびっくりした。ものすごい厚みだ。近所の書店で取り寄せにしなくて良かった。レジカウンターでフリーズするところだった。いやそういう話ではない。近所の書店では在庫のないこの本が、丸善ではうずたかく積み上がっており、しかも手前には原書のペーパーバッグが平積みされている。隣にはサピエンス全史を書いた人の3冊の本とその英語版がこれまた平積み。都心の大きな本屋さんはこうやって本を並べるんだ・・・。自分が買うか買わないかにかかわらず、どこに住んでいるかで「ふらっと立ち寄る近所の書店」の違いがここまであるのだ。なんだか、衝撃だった。

湯島に住んでいた時は徒歩圏内にたくさんの図書館の分室があり、ちょっと歩けば千代田区図書館も神保町の古本街もあった。横浜も都会だと思っていたが、図書館へは電車で行かないといけない。映画館も(もうなくなってしまったが)上野まで徒歩で行けたのが、今では日吉で乗り換えたりしないと行けない。
過去に10年以上もそんな恵まれた環境に住んでいたくせに、それがなくなって初めて気付く程度なのだから、結局受け取る人次第とも言えるわけだが。

残業一切できない条件なのに毎日2時間以上かけて都心に通勤しているのも辛い。都心に戻って住みたい欲がまた出てきた。子供への教育環境も良いものになるのではと思ってしまう。公立の学校にしかやれないことが、都心だとかえって余計な劣等感に繋がってしまう可能性も考える。この点は20%も私立中学に進学するという港北区でも同じことかもしれない。

自分のことでさえ良い環境を生かせないくせに、子供ならばと思ってしまうのはたいした親のエゴだ。
なんかまとまっていないけどそんなことをぐるぐると忘年会帰りの満員電車の中で考えた。

今日の読み聞かせ

ぐりとぐらとすみれちゃん (こどものとも傑作集―ぐりとぐらの絵本)

ぐりとぐらとすみれちゃん (こどものとも傑作集―ぐりとぐらの絵本)

  • 作者:なかがわ りえこ
  • 出版社/メーカー: 福音館書店
  • 発売日: 2003/10/10
  • メディア: 単行本
お父さんが読んでくれたそうだ。